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2023年バージョン、新情報追加したロータス エリーゼ、エキシージ用のハードトップの重量計測シリーズです。
始めに
今回は、2製品の重量情報の追加、ハードトップを装着したときのメリット、シャシー剛性に関しても少しお話しています。
実は、最近ソフトトップのサプライヤーが変更されておりますので、新サプライヤー仕様のソフトトップ及びエルテックイタリアのドライカーボン製のハードトップの重量情報を追加しました。
計測条件はハードトップ本体+フロントヘッダーパネルとの合計重量です。
さくっと2022年の結果の振り返りです。
- 5.04㎏ OUTERPLUSウエットカーボン製ハードトップ
- 5.36㎏ ※旧サプライヤー製ソフトトップ
- 6.70㎏ 某社外ウエットカーボン製ハードトップ
- 7.97㎏ ロータス純正ドライカーボン製ハードトップ
- 9.49㎏ ロータス純正FRP製ハードトップ(旧タイプ)
- 11.28kg ロータス純正FRP製ハードトップ(V6エキシージ純正品)
以下の2製品の重量情報の追加です。
- ロータス純正ソフトトップ(新サプライヤー品)※2023年追加
- エルテックイタリア製ドライカーボンハードトップ ※2023年追加
計測比較結果
2023年の結果は如何に!
4位以降の順位の変化は有りませんでしたので変化のあった順位に焦点を当てていきたいと思います。
4位 ロータス純正ソフトトップ(新サプライヤー品) 5.934㎏
サプライヤーが変わって600gほど重たくなりました。旧サプライヤーはイギリス製ですが新サプライヤー品はインド製となります。細かいつくりも弱冠違うような気がします。
3位 旧サプライヤー製ソフトトップ 5.36㎏
2位 OUTERPLUSウエットカーボン製ハードトップ 5.04㎏
残念、首位陥落です。正直、ウエットカーボン製では現時点でも最軽量だと思います。
1位 エルテックイタリア製 ドライカーボンハードトップ 4.52㎏
ドライカーボン製なので想定していた通りかな。正直ウエットカーボン製より軽量でホットしています(笑)
※こちらのランキングは各商品のHP記載の重量では無く、ガレージシマヤで実測したハードトップのみを対象に作成しています。
纏め
2022年からの繰り返しになるのですが軽量化は費用が掛かる割には効果が分かりにくい、なのでどこからやるかは大事です。ハードトップは車の一番高い位置に装着されている物なので、この部分を軽くすることは軽量・低重心化を追求しているスポーツカーにとても重要だとガレージシマヤ・OUTERPLUSは考えます。
それ以外でハードトップを装着するメリットとしては、ドラッグを低下し最高速度が数キロ向上するとの結果があります。(ちなみにソフトトップは200㎞を超えるくらいでめくれて来ます。)
最近は他社含めてドライカーボン製もちらほら出てきたので、どちらか良いのか聞かれることも多くなってきました。剛性と軽さが最強のドライカーボン製なのか?コスパに優れているウエットカーボン製なのか?
最近話した事を例に挙げると、お客様曰く「開口部がとても大きいので剛性の高い方が有利なのではないか?」との意見。う~~ん、まじめに工学的に言うと多分間違いです(笑)シャシー剛性目線でお話させて頂くとハードトップはシャシー剛性係わる構造部品ではありません。(※ロータス、エリーゼ、エキシージの場合です)
いったんここで剛性とは何かを確認しましょう。
剛性とは「曲げ」や「ねじり」の力に対する寸法変化(変形)のしづらさを指します。入力される力に対して変形が小さい時は「剛性が高い(大きい)」、変形が大きい時は「剛性が低い(小さい)」と表現されますし、工学的な計算式も存在します。
ロータス独自のバスタブシャシーは99.99%シャシー自体から剛性を得ています。ボディ全体を車から完全に取り外して(屋根も含めて)走行しても、シャシーの剛性には何の違いも感じられないと思います。ハードトップはフロントガラスフレームにいくらかの剛性を加えてると思いますが、考えられるのはそれくらい。
つまりハードトップは飽くまでルーフとしての機能(空力、雨風を防ぐ)が主目的な部品です。要はカウルとかと同じ扱いで、有っても無くてもシャシー剛性にはまったく影響しない部品となります。(一般的なモノコックシャシーとロータス独自のバスタブシャシーがごっちゃになってる方が多い。)
他の車では屋根の有無で剛性の違いについて聞いたり読んだりすることも多いと思うので弊社の言っていることが「奇妙に聞こえる」かもしれません。しかし、それらの車は一般的なモノコックシャシー車であり、それらは見えるものすべてがシャシー構造の一部となります。
何が言いたいかと言うと、ハードトップの製品自体の剛性はシャシー剛性には関係ないので軽さ、値段、商品の品質等で決めれば良いと思います。弊社はお客様の選択肢を増やすためにドライカーボン製とウエットカーボン製の両者を準備しています。
装着してから3年経過時に書いたハードトップの状況報告ブログを書きました。ここ
アウタープラス オリジナルハードトップ完全分解リポート → ここ
そんなハードトップはここから買えます。ここ
何か技術的に不明な点がありましたら是非一度相談頂ければと思います。
エンジニアリング的な観点で相談に乗れると思います。
YOUTUBEチャンネル『中年と中古車』にガレージシマヤが特集されました、宜しければご視聴ください。
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