ロータス、エリーゼ、エキシージの足回りのリフレッシュを真剣に考えてみた。

今年からガレージシマヤは完全週休二日に移行します。毎週月曜日及び火曜日は休祭日に係わらずお休みとさせて頂きます。

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07年モデル、エキシージの足回り、リフレッシュの依頼を受け、足回りのリフレッシュとは何ぞや？っと真剣に考えみました。2023年の時点で取りうる事が可能な選択肢の中からガレージシマヤ・OUTERPLUSが、どう考えているか少しお話させて頂きます。

足回りの構成部品は色々ありますが予算の問題もありますので、今回はお客様と相談し劣化したブッシュをフルピロに！サスペンションアームを綺麗にして超薄膜のパウダーコートで塗装しました。

折角なので同時作業で工賃が節約できるのでOUTERPLUSのステアリングナックルアームに交換し、ボールジョイントも少しガタが有ったので全て交換しています。

フルピロは過去にブログに書いたことも有りますし、いつものメニューなので今回は詳細を割愛します。
ピロに関してはこちらのリンクご覧ください → ここ

さて話をサスペンションアームに戻します。

まずは純正はどうなってるのか？　メッキです、薄いメッキ。

サスペンションアームの表面処理ですがメッキと塗装のどちらが適しているかは、その目的によって異なります。

一般的に、メッキは防錆性が高く、耐久性もあります。また、美しい仕上がりが求められる場合にも適しています。ただし、メッキ加工は複雑な形状の部品には不向きな場合があります。

一方、一般的には塗装は複雑な形状の部品にも適しています。また、多くのカラーバリエーションがあり、カスタマイズ性が高いことが特徴です。一般的な溶剤を使う塗装は劣化しやすく、耐久性が低いことが欠点ですが、パウダーコート（粉体塗装）を採用すればその欠点は補えます。

サスペンションアームは、車両の安全性に関わる重要な部品の一つです。そのため、高い耐久性や防錆性が求められます。一般的には、メッキ加工が適していると言えます。ただし、カスタマイズやデザイン性を重視する場合には、塗装も一つの選択肢となります。どちらを選ぶかは難しいです（笑）

個人的にはロータス、エリーゼ、エキシージ等のスポーツカー向けのウィッシュボーンタイプのサスアームには薄いメッキが適していると考えます、厚いのはイケてない（笑）
理由はサスペンションアームは走行中、常時負荷が掛かりダメージが蓄積し易く、微小な亀裂が比較的入り易い部品です。
特に溶接部位なんかは注意深く点検していきたい、なのでメッキにしろ塗装にしろなるべく薄く無いと微小な亀裂は見つけられませんので薄さが大事です。

それに引き換え通常の塗装は基本厚いんですよね、サスペンションアームの塗装と言うとほぼパウダーコート一択何ですが、通常の仕様だと結構厚く塗られてしまいますし柔軟性がありまして、これはパウダーコートのメリットでもあるんですが、ことサスペンションアームには不向きだと思っています。厚くて柔軟性があるので微小な亀裂が発生しても見つけずらいです。

なのでガレージシマヤでは薄いメッキか、カラーでカスタマイズしたい場合は超薄くて塗膜が超強いパウダーコートをお薦めしています。

今回はお客さん立っての要望で色を付けたいとの事なのでパウダーコートを採用しました。

ちなみに処理前のサスペンションアームはこんな感じでした。
メッキも剥がれしまってアームも錆びてますね、15年も経つと、このくらいの劣化は致し方無いですね、ただしこのまま放置だとまずいです。