21年間、3世代を経て生産終了した最後のロータス、エキシージ390ファイナルエディションをレビュー

本国ではファイナルエディションは3モデルあり、スポーツ390、スポーツ420、そしてCUP430となる。

残念ながら日本に正規で入ってきたのは2モデルで、既に読者の方はわかっていると思うがスポーツ390及びスポーツ420となる。

スポーツ420は発売当日に完売となっており国内導入は、おそらく20台強程度しかない。

このブログでは現時点でまだ入手可能なエキシージ390ファイナルエディションをレビューしたいと思います。

車の仕様としては2015年に登場したS3エキシージ、エントリーモデル『スポーツ350』の正常進化版と言ってよいモデル。

そしてロータス創立者、コーリンチャップマンの精神（light is right）を受け継ぐ最後のモデルがこの390ファイナルエディションと言えるだろう。

ロータスのエンジニア曰く「スポーツ420の優れた部分と、スポーツ350のしなやかさの、良い部分を併せ持っています」との事。

そして公道60％、サーキット40％と言う特性に仕上げているそうだ。

外観上は350とほぼ一緒でフロントリップスポイラーの材質がカーボンと異なる以外は本当にほぼ一緒（笑）

一番違うところはエンジンで402PSのスポーツ410のパワートレインがそのまま搭載されエーデルブロック社製の水冷式インタークーラーのスーパーチャージャーユニットが搭載されているので比較的ハードな走行をしても冷却性能は十分確保されています。
※サーキットの連続走行は例外ですよ。

そしてメーターがデジタルメーターに変更されている、AIM製のMX-2EのOEMなのは間違いないが、MX-2Eとよりも機能は少なくバックカメラが入力できない等、MX-2Eより拡張性は劣り、ちょっと残念ではある。ちなみに型番はMX-LOTUSだそうだ。。。

390ファイナルエディションは他のファイナルエディションと異なり公道走行を重視した仕様になっている。　タイヤはサーキット走行に特化されたミシュランのカップ２では無くパイロットスポーツ４Sを履き、よりストリートユースに振っている。（サーキット走行を意識するのであればカップ２では無くADVAN 052とかBS71RSの方が性能は上です！）

アルミホイールは鍛造タイプでフロント17インチ、リア18インチで、これは他のファイナルエディションと変わりはない、英国のリムストック製。

サスペンションも変わらず、ダブルウィッシュボーン式、車高・減衰が非調整タイプのビルシュタイン製ダンパーとアンチロールバーが組まれる。

エアロキットは基本的にはスポーツ350と同様、ただしフロントスプリッターはスポーツ410と同じものが採用されておりドライカーボン製、ちなみに定価約70万円（税抜）なので壊さないように気を付けましょう（笑）
ダウンフォースは273㎞/h走行時に115㎏発生するそうです。

以前、V6エキシージのダウンフォースに着目したブログを書きましたので良かったらこちらも一読ください。 → ここ

そしてエキシージなのか新しいエミーラか？、個人的には全然違うクルマなので比較対象では無いと考えますが敢えて簡単に比べてみたいと思います。

エミーラは新設計というだけあって、サイドシルは狭く車内は広い。ヒップポイントは少し高いが、エボーラよりは低い。荷室の容量も大きい。つまり実用的です。

但し、極めて個性的なスポーツカーに関心が有るのであればやはりエキシージでしょ。

近い将来、かつてのグループCカー級の高性能モデル及び超高価格モデルが生まれる可能性はあると思います、しかしエキシージのようにコンパクトで扱いやすいモデルが今後登場する可能性は、限りなくゼロに近いと思うので。

ちなみにガレージシマヤはまだ4台の390ファイナルエディションを在庫しています。
HPに掲載しているのは1台だけですが（笑）

ソリッドイエロー、インテリアアラーパック/ソリッドイエロー、レッドキャリパー　→　詳細はここ
ヴォルテックスグレー、インテリアアラーパック/ファイアーレッド、レッドキャリパー　→　外観は350と一緒なので、こちらを参考くださいここ
モータースポーツブラック、インテリアアラーパック/ファイアーレッド、レッドキャリパー
- ※350GPエディションと同じカラーです。ゴールドのメタリックが入った「モータースポーツブラック」です。
アズールブルー、インテリアアラーパック/ファイアーレッド、レッドキャリパー　※

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【相場急騰】ロータス・エリーゼ、エキシージ。今乗らないともう乗れない？　#中年と中古車