Lotus Emira（ロータスエミーラ）: ロータスがエミーラで実現したいことを考察します。

Geely社にロータスが買収されてからの動向やら今回のエミーラの発表情報等で今後のロータス及びエミーラの方向性をガレージシマヤの独断と偏見で考察したいと思います。

ロータスがエミーラで目指している物

とりあえず沢山売りたい！　そりゃそうだ！！Geelyはとにかく大きな投資をしてるんです、リターンを求めるのは当然です。　いままでの生産数だと万年赤字です、劇的に増やしましょう！

FRPボディとアルミモノコックは長年使用してきた素材ですが、とっても高価でスケールアップした機能的な工場で新たに生産されます。　アルミ関連製品の新工場を建設したので、ヘセルの本社工場まで以前のようにトラックで運ぶ必要が無くなりました。新しい生産ラインで、ロボットが塗装を行い、AGV（automated guided vehicle）は自動走行の台車が各作業ステーション間を移動します。新しい設備に1億ポンド（約150億円）を投じ、新たに200人の従業員が採用されました。

おもちゃからの脱却！内装がチープだのなんだのロータスクオリティと過去のモデルでは結構批判を受けてきました。　個人的にはsimple is the bestで好きなんですが、現実的には大多数の一般ユーザーには受けが悪く、飽くまでマニア向けのクルマとずっと言われ続けられてきました。今回はそれらを批判を是が非でも避けたいです！　内装の質感を高め、ラグジュアリー仕様にし高機能、多機能化を進めています。

快適な電動調整式のシートを採用、後日レース用のいかついカーボンバケットシートが装着されたカップモデルが出るかどうかは不明です(笑)

サイドシルが低くなったおかげで体を屈める事なく乗れます、エリーゼでは乗れなかった長身のドライバーでも、シートが結構後ろまでスライド可能なので快適なドライビングポジションが確保可能です。外の景色も良く見える！！

収納は合計359リットル、大きなバッグはシートの後ろに、小さなバッグはリアトランクに、そして収納容量はボルクスワーゲンPOLOと同じです。　そしてドリンクボトルはドアポケットに、カップはカップホルダーに、携帯電話は電話専用のトレイに収まるようになっております。そして10チャンネルのHi-FiをKEF社と共同で開発！

そして快適装備も忘れていません、レーダークルーズコントロール、エマージェンシーブレーキ、車線逸脱警報、車線変更支援、今時の機能が搭載されており、毎日乗る車をめざしてるんでしょう、まさに「For the Drivers」

はい、方向性見えましたか？　1,400kg、レーダークルーズコントロール、電動シート。エリーゼやエキシージは、実用性の無さ、そのスパルタンな性質ゆえに余り新車販売は芳しく無く、お客様は中古車を求め、そして我々お店も中古車を販売の軸としておりました。　でも、それではロータスのビジネスや大勢のスタッフの仕事を維持することはとても難しいです。